突如舞い込んだ「NHKの取材」、何日か前から「土曜日、テレビ局の人たちが来るんでしょ?」とそわそわしていた子どもたち。
分かっていたけど、いざとなると緊張の面持ちです。
今回は「『手話で楽しむいきものずかん』を、実際に子どもたちが見て学んでいる様子を取材したい」という趣旨でした。この図鑑は群馬県出身のろう者 今井ミカさんが所属しているNPO法人シュアールがYahoo!基金で資金を募り、ろうの子どもたちのために製作したものです。
「インタビューがあるけど大丈夫かな?」と子どもたちに訊ねると、「私は大丈夫!」「僕は出ないよ」など、それぞれに判断もありました。
時間になり、取材班が到着しました。「カメラが大きい!」「え?あれカメラなの?すごい!」初めての光景に目を丸くする子どもたち。取材には応じないと言っていた子も興味津々。
いよいよ図鑑を見てみます。
最初はカメラが気になって、パソコンは眺めるだけだし、スタッフが話しかけても頷くか固まるか・・・初めて見る「手話で見る図鑑」はやはり難しかったか・・・
ところが・・・
10分もすると、「見て見て!こんな風に動いているよ!」「ぼくこれが見たい」「もう一回見たい!」「私知ってるよ!」などなど、生き生きとした表情を見せ始め、「へぇ~知らなかった~」「え!そんな食べ方?!」など、映像だけでなくきちんと手話解説を理解し、頭と心を動かしていました。
密を避けるため、3つのグループに分け、それぞれ15~20分くらい図鑑を楽しむ様子を撮影し、
その後1人ずつインタビュー。
極度の緊張からか、インタビューは固まりまくりの子どもたち。「大丈夫!」と張り切っていた姿はどこへやら。。。
それでも何とか「前から動物好きだったから」「家でも見てるよ」と、伝えたかったことを話せた子もいました。
全部で1時間半ほどかかった取材でしたが、放送はわずか数分。こうやって番組が作られるんですね。
「Yahoo!基金」についてはまだ難しい子が多かったのですが、群馬県出身の今井ミカさんが全国区で活躍され、とても励みになります。
取材された映像は、NHKほっとぐんま630と、NHK総合おはよう日本でも放送されました!
後日、子どもたちから「テレビ見たよ~」と恥ずかしそうに報告がありました。
子どもたちにとってとても貴重な機会を頂きました。ミカさんありがとう!またぜひきらきらに遊びに来てください!!