放課後でも企画の日でも、活動の後はほとんど毎日【掃除】をします。
そのやり方は、子どもたちで相談しながら少しずつ変化して今の形になってきました。
今日はそんな「きらきらの掃除」の一部をご紹介します。
時間になると、トイレ、玄関、ほうき、消毒・・・それぞれに担当を相談し始めます。
「今日は全部で何人?」と担当箇所に人数を割り当てるところから子どもたちでやります。
足し算、割り算を何度もやるうちに、少しずつ数の概念も備わってきます。
「トイレは1人でいいんじゃない?」「でも2人やりたい子がいるんだよね」
「僕、玄関が良い~」「(希望者が)3人もいるから相談しないとね」
「もう僕は決まってるから先に掃除始めるよ」「全員決まるまで待った方が良いよ」「なんで?」「やっぱりこっちが良いとか(気が変わることも)あるからね」
年々、会話が深まってきています。
経験値からくる予想、思考からの提案、話が飛び交います。
手招きで呼んだり、話者に視線が集まることもとても上手になりました。
また慣れていない子はそれをじーっと見ています。
不思議と同じ場所を希望する子どもたち。なかなか折り合いがつかないことも多々あります・・・が、そんな時こそチャンス!
「〇〇って言いたかったんだよね」「もう一回、ゆっくり話すと分かると思うよ」など、スタッフが少しだけ話の交通整理をして、あとはこどもたち同士の力で「やりたい事」そして「難しい事」と向き合ってもらいます。
掃除に当てている時間は15分間。
でも、実際に掃除をしている時間は3~4分!?
なんてこともありますが、大事なのは
「自分で考えて、行動して、また考えて、行動を変えて・・」 これを積み重ねていくことだと思っています。
最初の頃は、いつまでもどこを掃除するか決まらないと「まだ?」「早くしてよ!」と、良く見ないでイライラをぶつけてくる子が多かったのですが、
最近は、
「その言い方は怖いよ」「(相手の話を)ちゃんと見て」「昨日も同じ場所だったから、たまには他もやってみれば?」
と一度考えてから言ってくれていると感じられる発言も多くなりました。
先日は、「小さい子は(我慢するのが)難しいよ。どうしてもここがやりたいなら2人でも良いんじゃない?代わりに足りないところは僕がやっても良いよ。」と言ってくれた子がいました。
今後が本当に楽しみです!